約30年ぶりに釣りに行くことに
前回の「釣りにどっぷりとハマる事になるきっかけは1匹のカワハギ 」で
海マスターに頂戴したカワハギを自分で捌いて食べて魚の美味しさを知ったテケテケですが
その数週間後、海マスターに誘われて人生初のSUPフィッシングに挑戦する事になりました。
テケテケは海釣りの経験もなければ釣り竿もリールも持っていません。
海マスターに、おんぶにだっこの釣行記・・・
はたして釣果のほどは・・・
最低限必要な物を準備する
いつもの海でサーフィンしてたら、有難い事に海マスターが「今度は一緒に釣りに行こうよ」と誘ってくださいました。
まさか自分が釣りをするとは思っていなかったテケテケが「道具も何も無いですよ」と言うと海マスターが
「竿とリールは貸してあげるよ」
「一番の問題はカヤックに変わる海上での移動手段なんだけど」
「何かある? ロングでイケそう?」
との事でした・・・
テケテケは海マスターの事が大好きなので、折角遊びに誘ってくれたのだから絶対行こうと思い
「ロングでも全然大丈夫です!」
とにもかくにも、海マスターに釣りに連れっていってもらう約束をしました。
今思えば無知とは本当に怖い事で・・・
ロングボードでは決して無理ではないけど、正直かなり厳しいです。
今後、始めようとお考えの方はロングボードフィッシングは選択肢から外したほうが懸命だと思います。
結局テケテケは波乗りBarの社長にお願いしてSUPをレンタルしての釣行となりました。
ちなみにSUPとはスタンドアップパドルボードの頭文字の略で、ロングボードよりふたまわりくらい大きいボードに立って乗りオールで漕いで遊ぶ乗り物です。
何はともあれ海上の足は確保できたので、海マスターに「あと必要な物はなんですか」と聞いたところ
海マスターが「クーラーボックス、タオル、あとはサーフィンで着てるフルスーツで来ればOKだよ」との事
今思うと、本当に至れり尽くせり、完全に甘えっぱなしの釣行です。
待ち合わせは波乗りBarに5時30分、確か10月中旬だったので日の出時刻くらいだったと思います。
SUPフィッシングがどんな物か想像もつかないテケテケは、これで準備万端と安心し、明朝を楽しみにしながら就寝です。
浜でレクチャーを受けて、いざ出港
翌朝は4時30分に元気に起床、天気は快晴の釣り日和です。
海マスターを待たせてはいけないと思い軽い朝食を済ませて5時過ぎに出発
ちなみにテケテケの家は海までスクーターで10分程度でいけます。
5時15分に待ち合わせ場所の波乗りBarにつくと既にカヤックとか釣り竿などが準備されていました。
海マスターもスクーターで5分くらいの所に住んでいるのですが
この日は二人分の道具が必要なので、先に車で来て荷物を降ろして車を置きに帰っているところでした。
この方はサーフィンは勿論の事、その他にも色々と頭が下がる事ばかりです。
テケテケよりも10歳ちょい年上の方なのですが、いつかはテケテケも海マスターのようになりたいと常日頃から思っています。
その後、海マスターがスクーターで戻ってきて一緒にウェットに着替えて準備を始めます。
海マスターはカヤック、テケテケは波乗りBarの社長にかりたSUPを持って浜辺へ行き、釣り竿に仕掛けを付けて釣り方のレクチャーを受けます。
カワハギの仕掛けは主に胴付き仕掛けの3本針で釣るのですが、この辺の話は後日、詳しく記事にしたいと思います。
またカワハギ釣りの餌はアサリが一般的らしいのですが、海マスターはイソメの塩漬けを使います。
このイソメも海マスターが自分で捕まえた物です。
後日、テケテケもイソメの捕まえ方を海マスターから教わるのですが、この辺も後日、改めて記事できたらと思っています。
約5分程の簡単なレクチャーを終えた頃、ちょうど太陽が水平線から顔を出し、雲ひとつない快晴の中いざ出港です。
快晴の中、日の出とともに、いざ出港
テケテケは波乗りBarの社長にかりたSUPで全く釣り仕様にはなっていないので、釣り竿にクーラーボックスなどは全て海マスターのカヤックに積んでもらい出港です。
浜を出てから約25分くらい漕いでいった沖がカワハギのポイント、このポイントも海マスターが何度も釣りに出て見つけたポイントとの事で期待に胸が膨らみます。
日の出を眺めながら凪の海を流しているだけでテケテケは既に楽しさいっぱい状態でした。
その後、目的のポイントに到着し、海マスターがアンカー代わりのブロックを落とします。
沖ではこれが無いとすぐにカヤックが流されて釣りにならないらしいです。
アンカーの効いたカヤックとテケテケのSUPはロングボード用のリーシュコードで繋ぎ、おまちかねカワハギ釣りの始まりです。
釣りの印象が全く変わった
水深は概ね7~10メートルくらいとの事でした。
浜辺で教えてもらった通り、リールを解放して糸を垂らします。
カワハギの釣り方についての詳しい説明は仕掛けなどと併せて後日、記事にしたいと思いますが
簡単に言うと針が3個ついた糸の先に重りがあり、この重りが海底につくように糸を垂らし余分な糸は巻き取って、海底から竿先まで糸がピンと張るように糸を垂らします。
すると3個の針についてる餌を魚たちが突っついてくるので、タイミングを合わせて竿をあげて合わせる感じです。
浮きなどは無いのですが、魚が餌を引っ張る感触は十分に感じられます。
カワハギに限っては、この感触が繊細なので8:2調子とか9:1調子と言われるカワハギ専用の竿が必要になるのですが、この辺も後日詳しく記事にしたいと思います。
では話を戻し、実際の釣りの様子はと言いますと・・・
リールを解放して重りを海底に落としている間にも、ツンツン、ツンツンと魚が突っついてくる感触がガンガンあります。
今まで川で吸い込みを投げて鈴が鳴るのをまったり、釣り堀で浮きの付いた手竿とかでしか釣りをした事のないテケテケは、この時点で既に夢中でした。
上手い表現が見つかりませんが、マジで本当に最高に面白いです!!!!!!!
でも、そこは流石に初心者、アタリはガンガンあるのですが中々釣りあげる事ができません。
あれ、あたらないなと思う時には餌を見事に取られていたり、あたるんだけど合わせ方が下手だったり・・・
カワハギは別名では餌取り名人なんて呼ばれているそうです!
そんな感じでテケテケが遊んでいる間に海マスターは既に数匹釣りあげています!!!
「そんなにバシッと合わせないで、そーっと竿を上に持ち上げるようにやってごらん」
海マスターのアドバイスに従いながら少しずつですがテケテケもカワハギ釣りに慣れてきて
ベラとか北枕(フグ)などは釣れ出したのですがカワハギを釣りあげる事は中々に難しく既に2時間以上が経過していました。
テケテケは先日、海マスターにもらったカワハギを絶対にまた食べる気でいましたので釣れるまで帰る気はサラサラありません。
一応、海マスターに「何時頃まで時間平気ですか?」とか気を使うふりはしていましたが
「俺、釣れるまで帰りませんから!!!」みたいなオーラを全開で出しまくっていたと思います。
海マスターは「風が吹いちゃったりすると早あがりする時もあるけど、いつも4、5時間はやるから、のんびりやりなよ」と言ってくれます。
その後もテケテケは鼻息荒い状態で釣りを続けます。
ベラ、キューセン、北枕はかかるのですが、肝心のカワハギは未だに釣れません・・・
海マスターは既にカワハギだけで10匹くらい釣ってます。
更に2時間程が経過し「最悪は今日も海マスターに一匹もらおう・・・」と少し弱気になり始めていた頃の事でした。
ツンツン、トントンと餌をつつく明確なアタリが・・・
焦る気持ちを押さえながら釣り竿をス~~~っと上にゆっくり持ち上げると・・・
ガツン!! 来た!!!!
これまでに釣れたベラとかとは明確に引き方が違います。
ズンズンと下に引っ張るだけでは無く凄い勢いで横に走ります!!!
この引きがカワハギ釣りのまた面白いところで、この引きに皆ハマってしまうらしいです。
海マスター
「来た、これはカワハギだ!」
「巻いて巻いて」
「ガンガン巻いて、バラさないようにすぐにSUPの上にあげちゃいな」
水面近くになって魚の姿が見えてきました、間違いない、待ちに待ったカワハギちゃんです。
キャッホー! やったー!!
とうとうカワハギを釣りあげました、それも中々の良型で30cm弱あります。
粘って良かった! 本当に最高に嬉しい!! こんな嬉しいの結構久しぶりかも!!!
ってくらい、めちゃくちゃ嬉しかったです。
「その型のカワハギ釣ったらもうやめられないよ! こりゃきっとハマるねぇ~」
海マスターも一緒に喜んでくれました。
もしかしたら「やっと帰れるよ・・・」と思ってたかもしれません・・・
何はともあれ、祝・初カワハギ!
その後、少しして切りあげたので、この日のカワハギは一匹しか釣れませんでしたがテケテケは本当に心の底から大満足でした。
また30分くらいSUPを漕いで浜に戻りカヤックや釣り道具を洗って後片付け。
そして海マスターから中型のカワハギを二匹おすそわけ頂いて、この日は解散です。
海マスター、本当にいつも有難うございます。
人生初のSUP&カワハギ釣り、最高に最高に楽しかったです♪
最高の一日を満喫♪
家に帰り、前回同様にカワハギを捌き、冷蔵庫にしまってから風呂に入ります。
湯船に浸かりながらも余韻でニヤニヤ、本当に最高の一日でした。
結局、移動も含めれば6時間くらい海の上にいたでしょうか。
もちろんサーフィンでも一日中、波の良い日は平気で8時間くらい波乗りしたりするのですが、沖で釣りをしているのは全く違う楽しさがありました。
風呂上がりに冷えたビールを飲みながら、自分で釣ったカワハギの刺身を食す♪
幸せ~
テケテケはこの時点で完全にカワハギ釣りにハマってしまいました。
「今日は有難うございました。 最高に楽しかったです。 次は、いつ行きますか?」
こんなお礼のメールを海マスターに送り、次回の釣行を楽しみにテケテケの最高の一日は過ぎていきました。
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